空き店舗の連鎖は続くので対策がない

空き店舗の連鎖は、本当に続きます。商店街で1軒だけ空き店舗なら、すぐに借りる人が見つかります。

しかし、3軒、4軒となってくると、なかなか借り手は見つかりません。テナント料を下げても、全然効果がないのです。仮に売るとしても、かなり値段が下がっています。ある程度まとまった区画なら、利便性もよいためマンション用地として高く売ますけどね。

現在の商店街は、wパンチ状態です。金沢市内でも空き店舗解体費用がネックで新陳代謝が進みません一つは、後継者の問題です。自分の子供に告げとも言えない状況ですし、サラリーマンよりも年収が下がってしまいます。もう一つは、郊外にできたショッピングセンターとの競争です。自動車社会の現在、徒歩や自転車で買い物に来てくれるお客様は、そう多くありません。このような事から、空き店舗の対策はお手上げに近い状況です。再開発事業や区画整理事業等がない限り、一商店の努力や対策は、焼け石に水の状況です。このようなことから、最近は、商店街に住宅が建ったり、介護施設が誕生する時代となっています。